| 【演目】 |
一、義経千本桜 鳥居前 二、十一代目市川海老蔵襲名披露 口上 三、保名 四、歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜 |
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生まれて初めての歌舞伎鑑賞でございます。 せっかく福岡に住んでるんだし、海老蔵襲名披露なんてこの機会を逃したら一生見られないかもしれない! ということで学生にはかなり痛いお金を払ってA席をゲットし、行って参りました。 一人で意気揚々と乗り込んだものの、周りはほとんどがさも高そうな和服に身を包んだご婦人や 品の良い老紳士ばかり…。 こんなところに小娘が一人でうろちょろしてていいものか( ̄□ ̄;)!! 開演前から気圧されながらもなんとか着席。 最初の演目は義経千本桜のうちの一幕、鳥居前。 義経とその家臣たちが西国に旅立つため、後白河上皇から拝領した“初音の鼓”を愛妾の静御前に預け、別れるシーン。 「もう会えないくらいなら自ら命を絶った方がマシだ」と涙ながらに言い募る静を宥めるため、 義経の家臣たちは心を痛めながらも静を近くにあった紅白の梅の木に縛り付けてしまいます。 (っていうか義経の見てる前でそれってどうなのよ!?と心の中でツッコミを入れてしまいましたが、あたし…) ひとり残された静のもとに、初音の鼓を狙って敵方の早見藤太がやってきます。 この早見がめちゃくちゃ良いキャラしてるんですよ! 大勢の家来を引き連れてやってきたもののかなりの臆病者でなかなか適地に踏み込めなかったり。 まんまと鼓を手に入れて喜びながら小踊りしてみたり(笑)。 歌舞伎にもこんなひょうきんなキャラがいるんだなぁ、とワクワクしっぱなし♪ そこに、義経の家臣のひとり、佐藤忠信が静を救うために登場! しかしこの忠信、実は“初音の鼓”の皮として張られた狐の子供、源九郎狐が化けた姿。 鼓の持ち主である静を守護するために現れたのです。 ここの源九郎狐の立ち回りは圧巻!! 早見の部下たちを次々に倒していく様は芸術としても完成されていて、息を呑むようでした。 最後に源九郎狐に踏みつけられてしまう早見、顔を上げるとなんと!! 目玉が飛び出てる(笑)!? 江戸時代から続く演出だとか…。 昔の人のセンスも侮れませんな!! 休憩を挟んで次は待ちに待った口上☆ 一門の方々が一列に並んで新海老蔵誕生を言祝ぐんですね。 そして最後には、成田屋に代々伝わる『にらみ』!! 「ひとつ睨んでご覧に入れます」と右肩脱ぎになる海老蔵。 「昔から、睨まれると一年間風邪をひかないと申します」と仰る父上の團十郎さん(笑)。えぇ? 実際のにらみ…もう鳥肌たちましたよ。 仕草から姿勢から眼光の凄まじさから、全て。 この人は歌舞伎をするために生まれてきたんだなぁ、と本気で思わせられる一幕でした。 |